第4回

日本を良くしたいから、社会起業家の育成に取り組む(つづき)

「投資信託って普通“つみたて”で買うんじゃないの?」
なんて時代は、すぐそこにある

仲木:

今後が楽しみです!最後にtsumikiへのメッセージをお願いします。

伊井さん:

僕は前から金融庁にも「事業会社が入ってこないと金融業界は絶対よくなりません。」と言っていました。
なぜかというと、金融機関ってマーケティングが下手なんですよ。
「これを売ってこい!」って世界なので、マーケティングでも何でもない(笑)
その点、事業会社は本当に良い商品を作って、なるべく安くお客さまに届けて喜んでもらうっていう“マーケティング活動”をやってきているから「彼らが入ってきたら変わりますよ」とずっと言ってきた。そういった意味で、小売業やカード事業をしてきた丸井グループってすごく適していると思っているんですね。
山一證券時代にクレジットカードのデータベースを使った営業戦略を一度レクチャーしてもらったことがあり、すごいなと思っていたんです。まさに“マーケティング”を実践していると感じた。
そんな経験もあったので、丸井グループがtsumiki証券を作り、投資の分野に出るのはすごくいいなと思っています。

それから、丸井グループは、あらゆるステークホルダー(利害関係者)を意識して、その重なりあう部分を大切に広げていくことが企業価値の向上につながると考えていることが特徴的です。
丸井さんって例えば店舗や靴を作る時も「お客さまと一緒に作ります」といって、本当に一緒に作るじゃないですか。社員・お客さま・会社と“みんなで一緒に”作っていく。
金融もそういう時代だと思っているんです。独りよがりに「これが売れるのでは?」で作った商品を出して「さあ買えー!」みたいな話ではなくて、投資家との“共感”を大事に、本当にいい商品を作っていく
我々も“共感”は他の投資信託よりは得ていると思ってやっていますが、もっともっとやっていかなきゃいけない。
お客さま の“共感”を得ながらずっとやってきた丸井グループが、tsumiki証券として投資の世界でもそれを実現するということに、僕はそれこそすごく“共感”しています。

対談
伊井さん:

最後にもう1つ、10年後…そんなにかからないと思うけど、投資信託は「つみたてで買うのが当たり前」になると思うんです。
若い人たちがつみたてで投信を買って年を重ねていくと「投資信託って普通“つみたて”で買うんじゃないの?」という風に、「投資信託=つみたて」っていうのがスタンダードになる時代が来る。
その意味でtsumikiが“つみたて専門”というのはすごく先見性があると思っているので、とても期待してます。

仲木:

はい。タイミングを考えずに淡々と継続するつみたてをスタンダードにしましょう。

伊井さん:

僕らもメルマガで「アクティブファンドでタイミングを気にするな」って言ってるんですね。
株とかインデックスファンドは自分で買う、あるいは売却も自分で決めなきゃいけないけど、アクティブファンドは「プロに任せているんでしょ?」と。
自分で株とかインデックスファンドに投資するのは、バーベキューと一緒で、なるべくいい素材持ってきて、火加減も何も全部自分でやりながら楽しむ。

※アクティブファンド……運用会社独自の哲学や方針で投資する会社などを決めて運用するファンドのこと
※インデックスファンド……日経平均株価など何かの指標と同じ値動きをすることをめざし、投資する会社などを選ぶことなく運用するファンドのこと

アクティブファンドはレストランに行くようなもので、シェフが一生懸命このチームで作りましたって料理が出てくる。それにソースやケチャップをバンバンかけて食べますっていうと、それはちょっと違うだろうと(笑)
アクティブ運用者は、プロのシェフが季節とかその日の素材の状態とかを意識して料理するのと同じように、日々環境をみながらいい銘柄を選び運用している。
だから、そこからお客さまがさらにタイミング取って買うことはしなくていいんです。それは僕らに任せてほしい。あとは、お金が必要な時には売ってくださいと伝えています。うちはそんなに多くないんですけど、タイミングを気にしている人たちもいるので。

仲木:

なるほど、株やインデックスファンドはバーベキューで、アクティブファンドはレストランか…面白い例えですね!
コモンズ30の良さを存分に味わってもらえるよう、私たちも一緒にメッセージを届けていきたいと思います。本日はありがとうございました。

対談
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