会長の中野さんが語る
会長の中野さんが語る
セゾン投信の話

第1回

挫折の中で磨かれた想い、セゾン投信誕生。

セゾン投信会長の中野さん。
創業までの道のりや、2つの商品のこと、セゾン投信の未来についてなど、
中野さんの人柄やセゾン投信らしさの伝わるインタビューをしてきました!

tsumiki証券元スタッフ 仲木威雄

インタビュアー:tsumiki証券元スタッフ 仲木威雄

入社3日目、配属先がたまたま運用会社。

仲木:

中野さん、今日はよろしくお願いします。早速ですがまずはセゾン投信の創業のきっかけを教えてください。

中野さん:

わかりました。僕自身のバックグラウンドの話も含めてお話させていただきますね。
僕は1987年に社会人になりました。堤清二さんに憧れてセゾングループに入社しました。新しい先進的な会社で仕事がしたいなあというぐらいであまり考えてなかった。で、入社後に配属されたのがたまたま運用会社だった。
もちろん、資産運用なんて仕事に関心はかけらもなかったですよ。同期は僕1人しかいなかった。楽しかったですけどね。

当時日本の大きな会社はみんな“財テク”といって自分たちの会社のお金を運用しており、それを請け負う運用会社をセゾングループでいくつも作ったんです。最初からセゾングループのローテーション人事から外れ、運用業務を専門職としてやってくようになりました。

仲木:

87年に入社して、すぐに運用会社に配属されたのですか?

中野さん:

そう、4月3日です。4月1日に入社して2日間だけ研修を受けて。

仲木:

はやっ!たった2日間の入社研修は当時としては珍しい(笑)

中野さん:

そうですよね(笑)。形としてはクレディセゾンに入社をしているんですが、名刺をもらう前に全く違う会社に配属されたので、クレディセゾンの名刺を持ったことがないんですよね(笑)ちっちゃい会社ですから、もう2年目から運用部門で一人前に仕事をしていました。まぁはじめは見よう見まねでしたけどね。

対談
仲木:

運用部門では具体的に何をされてたんですか?

中野さん:

僕はずっと外国債券の運用をやっていました。グローバルな運用は僕の専門です。途中からは投資顧問の仕事でグループ資金を集めたり、海外との取引など運用責任者として携わってきました。

仲木:

企業の資金運用をやっていた中野さんが個人のお金を預かる投信ビジネスに興味を持つことになったきっかけを教えてください。

中野さん:

ずっと長期投資をやりたいという思いはありました。「長期目線の運用でなければ現場で運用をやっている意味がない」と。これは藤野さん(レオス・キャピタルワークス社長)も同じだったと思うんですけど。
ただ、企業の資金を運用する投資顧問の仕事では、どうしても“長期”目線の運用は実現しがたい。企業には「決算」があり、毎年利益が求められる世界においてはどうしても目先の利益の最大化が求められてしまう。だから僕自身は、投資顧問の仕事では実現できない長期投資を“投資信託”でやりたいと考えていました。「期限がエンドレスな投資信託の運用がしたい」とね。ただ、この頃はまだ自分のために投資信託をやりたいって感じでした。

仲木:

あくまでも“自分がやりたいため”だったと。

中野さん:

そうなんですよ。今のセゾン投信の理念である“生活者の幸せを支えるための長期投資”を実践するきっかけは澤上さん(さわかみ投信創業者:澤上篤人氏)との出会いが大きいです。

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