第3回
“共感”が鍵 目指すはアーティストとファンの関係性(つづき)
“共感”を生むことで差別化していく
仲木: |
コスト競争は一気にきましたね。 |
伊井さん: |
ええ、きましたね。しかも今度は、信託報酬だけじゃなくて販売手数料も下がるじゃないですか。なので、本当に何で差別化するかを考えていくと、1つは残高に基づいて、半ばコンサルに近い、お客さまが「これならお金を払ってもいい」と思えるようなアドバイスに対して対価をいただくこと。それから投資信託での差別化でいうと、やっぱり共感できる運用会社・商品かどうかっていうところじゃないかと思います。 |
仲木: |
そうなんですよ。tsumikiがこだわって“顔のみえる”運用会社の商品のみのラインナップにしているのは、まさに“共感できる商品を扱う”という想いの表れです。 |
伊井さん: |
「日本株のアクティブファンドです」と言っても誰が運用しているかわからない。そんなの共感のしようがないですよね。 そうした“共感”が熱狂的なファンを作るのだと思うんです。 |
仲木: |
今でもコモンズ投信にはその理念や社会貢献活動に“共感”したお客さま(ファン)が多いと思いますが、さらに磨きをかけていくということですね。 |

“生産者”のつもりで毎日商品を磨いていく
伊井さん: |
個性のあるファンドということでいうと、最近エジンバラとかアメリカの長期投資家が日本に来た時に僕らのこのオフィスに寄ってくれるんです。 |
仲木: |
なるほど!ファンド(投資信託)という商品の生産者だと。 |
伊井さん: |
はい、投資家というよりも生産者というプライドをすごく感じました。「伊井さんもそうだろ?」と。 |
仲木: |
我々はマニファクチャ…“生産者”っていいメッセージですね。かつ「毎日磨く」って表現も好きです。実際そうやもんなあ。伊井さんたちの仕事ぶりを端的に表現していると思います。 |
伊井さん: |
毎日磨いてるんですよ。ですからコモンズ30ファンドって銘柄は変わってませんけど、毎日調査もしてますし、微妙に削ったりふやしたりもしてるんです。丁寧に丁寧に、毎日磨いています。 |
仲木: |
毎日のポジション(各銘柄の投資比率)の調整って、うすーく磨いてるイメージです。なるほどわかりやすい。 |
伊井さん: |
爪が伸びてきたらちゃんと切るというようなことですね。これを丁寧にしないといけない。放っておいてもリターンってなかなか出ないんです。毎日丁寧に磨いています。 |
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すぐりの5つ!
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個性と魅力があります。
