第2回

プロとして、2つの商品に込めた“こだわり”(つづき)

中野さんが考える、セゾン投信の2商品のいいところ。

仲木:

では、グロバラと達人ファンド。2つのファンドのいいところ、好きなところを教えてもらってもいいですか?

中野さん:

“グローバルバランス”って今では割とみなさん普通のものだと考えているんですけれども、実は2007年の運用開始当時はすごく斬新だったんですよ。

仲木:

はい、話題になっていました。

中野さん:

「世界の経済成長をきちんと享受できるような運用をする」という当たり前の、本当にシンプルな考え方です。それこそ誠実なポートフォリオだと思います。不思議なことに同様のファンドは日本になかったので、私が作りたかった。
僕はもともと、インデックスファンドの運用だけをやりたかったわけではないんですよ。自分自身で運用を行う「アクティブ運用」でキャリアを積んで、成果を出してきたという自負もありましたからね。

バンガード社の運用哲学は「長期・分散・低コスト」。とても高品質なインデックスをしっかりと組み合わせて、世界経済にしっかりと乗れるようなコンセプトで商品を設計し、“本当にお客さまのためになる運用”を実現していた会社です。それはまさに僕が理想とする運用会社の姿でもありました。そんなバンガード社とのご縁から「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が生まれました。株式と債券を持つのは、伝統的に長期資産形成においては世界の主流ですので、両方を組み合わせて、50:50のバランスにしました。とてもシンプルだけどいいファンドだと思ってます。

仲木:

「低コストで世界に分散投資できるファンドが出てきた」って、生活者目線のFP(ファイナンシャルプランナー)や金融機関の方々が言ってました。

中野さん:

今でこそグロバラよりコストの安いインデックスファンドって結構あるけど、当時はグロバラも相当安かったですしね。

コスト以外で特徴的なのは、資産配分が変わっていくこと。世界の今ある姿に沿って変えるというコンセプト。これも多分日本で初めてだったと思います。それまでは、例えば「4つの投資地域に4分の1ずつ投資する」というように資産配分を固定するファンドが主流でした。

仲木:

株式:債券=50:50とし、地域配分は各々の成長に合わせて変えていくことで世界経済の成長に乗るというコンセプトは伝わりやすいと思います。

中野さん:

そこはバンガードとすごくディスカッションして、「アメリカでは当たり前なんだけど、日本にないもの」を持ってきたかった。そこにこだわったこともあって先進的な商品にできたと思います。

対談
仲木:

想いが詰まったグロバラ。達人ファンドはいかがですか?

中野さん:

達人ファンドは、4、5年かけて最高のポートフォリオを仕上げたいと思っていました。
コンセプトは先程も言った通り最初からグローバルで、世界の経済成長をちゃんと捉えられること。そして、アクティブファンドですから、とりわけ素敵な運用会社が世界中からピックアップされているということです。

僕らは小さな会社ですから、自分たちで世界各地に行って、そこで良い会社を見つけてくることはなかなかできない。だから、代わりに世界各地で運用をしてくれる良いファンドマネージャーを探し出す事が何よりも1番重要な仕事で。そこに時間をかけてやってきた。

達人ファンドの目論見書なんかを見ていただくとわかると思うんですが、アメリカ、ヨーロッパ、日本も含めて、世界全体の中でキラッと輝く良い運用会社をきちんと選定しているつもりですし、運用会社の理念に合ったファンドマネージャーたちとしっかり共同作業しながらやっているのが「セゾン資産形成の達人ファンド」です。

運用のプロとして大切にしている“規律”

仲木:

達人ファンドは、ドリームチームみたい。バルセロナ五輪のバスケット米国代表のようなファンドです。ちょっと古いですが(笑)組入れファンドの入れ替えが適宜行われていることに注目しています。あかんようになったらちゃんと外す(笑)サスティナブルなファンドとして大事なことやと思います。

中野さん:

大手の会社のファンドオブファンズって、なんというか、関係が“なあなあ”になることが多いんですよ。ファンドとはいえ、中には人間がいるわけだからビジネスだったとしても、どうしても“甘えた”関係になってしまうことがある。そこに関して当社は、“なあなあ”は一切なしで、本当に僕らと理念を共有できる相手としか仕事をしないって決めてやってきたんです。そこができなくなっていると判断すれば“規律”を大事にしてきちんと入れ替えをしていく。

厳しくはあるんだけど、そうやってきたのが正解でしたね。プロができて、普通の人にはできない仕事というのが“規律を守る”ということだと思うんです。

仲木:

“規律を守る”あーなるほど!良いメッセージです。

中野さん:

僕らも、多分自分のためのものだったらやらないんですよ。「まあいっか」って妥協しちゃう。でも大事な大事な生活者・お客さまのお金を預かっているから、プロの仕事をしてるから、規律が守れる。こういうちょっとした違いを皆さんには知っていただきたい。

仲木:

確かにここの違いは大きい。

中野さん:

それは僕らが偉いんじゃなくて、仕事としてやっているからできることなんです。

運用というプロの仕事をしている中で、ちゃんと“規律”を守ることができるか、それが運用会社の価値なんですよ。逆に言うと、プロなのに規律を守れないっていうファンドもいっぱいあります。だから、僕らとしては、そういうファンドとセゾン投信の違いを皆さんに感じていただけたら嬉しいんです。

仲木:

“規律を守る”からこそ、グロバラも達人ファンドも、良いファンドであり続けることができる。セゾン投信のメンバーがこの先入れ替わったとしても。

中野さん:

そうですね、この文化がきちんと守られていれば、良いファンドで居続けられると思う。

仲木:

100年続くような長寿ファンドになるには、文化の継承がポイントだと。

中野さん:

独立系の運用会社はみんな、ずっと続くファンドを目指していますよね。その目標を達成するためには、やっぱり規律を守る文化が継続されているかどうかが大事だと思いますね。

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