わたしとつみたて > 第20回

『社会の制度や仕組みを知ることが、未来の自分をまもるカギになる』(つづき)

貯金では「まもっている」とは言い切れない時代に

平田:

FPの資格をお持ちとお聞きしましたが、投資の面はどのように考えていますか?

加藤さん:

投資や金融については過去の職歴とは違う分野なので、まだまだ私も勉強中で。ただライフ・リテラシー的観点から思うことは、お金に関しても「こうすれば安全」がない時代になっているのではないか、ということです。

例えばバター、5年ぐらい前は300円くらいで買えたのに、今は500円ぐらいじゃないですか。貯金しているだけだと、物価の上昇についていけない。
国の借金も1200兆円までつみあがり、日本だってひょっとしたらインフレになることがあるかもしれません。だから、貯蓄や投資のバランスをとったり、海外と国内に分散したりと、世の中の動きと合わせて考えることが必要になってきていると思うんです。

コロナ後の社会は?とか、気候や食料問題は?など日本だけでなく世界の未来を自分なりに想像して、そのなかで自分の将来の生活や資産を描く、ということでしょうか。難しいかもしれませんが、例えば日々のニュースをみた時にそのあとの展開を予想してみるだけでも違ってくると思います。
そして実践する。最初は「損してもいい」と思えるような、勇気の出せる小さな範囲でいいと思います。実践すると物の見方やみえてくることが変わったりします。興味の幅が広がるなどして、社会保障や税の話と同じように漠然とした不安がひとつ減るかもしれません。

ただ株や投資は自分に合うか、好きかどうかはとても重要です。実際にやってみて無理と感じたらすぐに手を引いたり、別の方法を探したりという意識は持っておく必要はあると思います。
正解はわかりません。ただお金の問題に関しても、自分なりに考えることが必要な時代になっているように感じています。

自分たちの納得のいく社会をつくる手助けを

平田:

最後にお伺いしたいのですが、これからどんな社会になってほしいですか?

加藤さん:

みんなが社会のことも自分のことも人任せにせず、自分の頭で考えることのできる社会になって欲しいです。未来の予測がつかない今、一番必要なことだと思うからです。
自分の頭で考える人になるためには準備が必要で、まず色んなことに興味を持つ。そして今を知ることが前提だと思います。
知ることでおかしいと感じたり逆に感心したり、色んなことに気づける。ここまできてはじめて考えるための材料が揃っていると言えると思うのです。一方的に自分の知りたいことだけ、自分の周りのことだけをみて出した結論は、ただの思い込みや、極端な考え方に寄ってしまう恐れがあります。
適切な段階を踏んだうえで、自分の頭で考えることができる子供たちを育てていければと思っています。
子供たちにはライフ・リテラシーゲームを通じて、普段では気づけない生きるうえでのヒントを知ってもらいたい。

「自分たちの社会は自分たちで作っているんだ」という意識をみんなが持てる社会にしていく活動をしたいです。
平田:

私もまずは知るところからはじめます。そして、将来に向けて具体的なアクションを起こしていきたいと思います。
本日はありがとうございました。

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