社長の藤野さんが語る社会をよくするお金の使いかた

社長の藤野さんが語る社会をよくするお金の使いかた

第5回人生は運次第?つみたての良さは“運の標準化”

レオス・キャピタルワークス社長の藤野さん。
今回は、目にみえないお金を信じることの大切さや、つみたて投資の良さについてお話しいただきました。

インタビュアー: tsumiki証券COO 仲木威雄

インタビュアー:
tsumiki証券COO 仲木威雄

お金が手元から離れても、「資産」としてそばにあることを伝えたい
仲木
さて、「“希望最大化戦略”の人たちがふえてほしい」というお話がありましたが(第1回参照)、未来や自分を信じることができず、「このぐらいの利益でもういいかな」って解約してしまったりする人もいますよね。
藤野さん
みんな現金に縛られているなぁと思います。例えば一万円札をセミナーで人前に出すと、みんなニッコリします。けれど一万円札というのは、ただの印刷された紙なんですよ。それを一万円の価値があるんだ、と感じる魔法にかけられている。
特に、日本人は現金として手元に置いておきたいという意識が非常に強いと思います。株式投資で考えてみると、そういう意識の強い人たちは、ある企業の株を10万円分買ったらその10万円が手元から離れて戦場に赴いているようなイメージを持っているんですよ。傷だらけになったりしてちょっとでも損をすると、サッと手元に戻してしまう。
仲木
ずっと手元に置いておきたいっていう意識があるんですね。
藤野さん
10万円が手元から去ってぽっかりと穴が開く感覚があるんでしょうね。でも、海外の方と話をすると、あんまりその感覚がないんですよ。株式を購入したとしても、穴が開いている感覚はなくて、異なる資産がきちんと自分の手元にあると理解している。
仲木
投資信託や株式を、ちゃんと資産として認識しているんですね。日本だと、現金以外は“ないもの”として意識しちゃう人が多いのか。
藤野さん
その“穴が開いている感覚”をどう埋めるかというのが課題なんですよね。預金でいうと、手元にキャッシュカードがあることによって安心する人たちがいる。キャッシュカードはどこでもお金を引き出せるので、手元にお金があるっていう感覚が持てるんでしょう。だから僕は、tsumiki証券さんとnendoさんが作られたオマモリは「さすがだな!」って思ったんです。
仲木
オマモリのような存在はあんしん感があり、穴を埋める役割があると思います。tsumiki証券や信頼できる運用会社の存在を感じてもらうことで「あなたのお金はそこにあるよ」、私たちが「そばにいるよ」って感じてもらえれば嬉しい。不安になって離れてしまうんは寂しいですから…
藤野さん
“投資の肉体性”を伝えていく必要がありますよね。例えばひふみに投資されたお金は、ちゃんとした資産なんですよ。サービス産業であったり、電機産業であったり、色んな会社にお金が投じられていて、そのお金はその会社の株主として365日動いてくれています。つまり日本の会社、世界の会社の株式が手元にあるっていう感覚をお客さまに持っていただくのが大事かな、と。
仲木
その肉体性が伝わりtsumiki証券の仲間になったお客さまもいてはりますが、もっとお伝えしていきたい。
投資は未来や自分を信じられないと続けるのは難しいって藤野さんがおっしゃいましたが、ほんまに私もそう思います。すこしのマーケットの上げ下げに翻弄され、待つことができずに手元に戻すのはもったいない。
藤野さん
5〜10%の利益で解約してしまう人は結構います。でもそれは、資産が将来ふえるのを結果的に止めてしまっているんですよ。
これは僕らがお客さまに対して長く持つことの大切さや、リターンという果実をしっかりとっていくということをまだまだ伝えきれていないなと反省します。リターンという面では、結果ではちゃんと出しているんですけど……それだけだとなかなか長く持つことの大切さをご理解いただけない人もいるので。長く投資し続ける大切さを、これからも伝えていく必要があると思います。
つみたて投資の良さは「運を平準化をすること」
仲木
そう思うと、「ハラハラしない」って結構大事。当社の2周年記念セミナーで藤野さんがお話しされた「つみたて投資は運を平準化をすること」ってメッセージ聞いて、「やられたあ」って思いました。めちゃくちゃしっくりきたんですよ(笑)
藤野さん
(笑)そうですね。僕、人生のほとんどは「運」次第だと思っているんです。
例えば成功確率が70%まであります。「東大合格率70%」と言うと、いかにも合格しそうじゃないですか。でも結構落ちるんですよ。それはなぜかというと、30%って規模が大きいからなんですよ。実際、3割バッターって強打者じゃないですか。
仲木
そうですね。「7割の確率」で抑えられるんやけど、3割打たれてしまう。全盛期のイチローにはどこ投げても打たれる感覚。
藤野さん
そう。70%まで勝利確率を上げても、打たれるときは打たれます。だからこそ、70〜80%まで勝利確率を上げる努力はするんです。努力なしに運って使えないと僕は考えているので。
それで、残り20〜30%でホームランを打たれたりした場合は、「やられたな」と思うことはあれど、「運がなかった、所詮運だから」と思うようにしているんです。
仲木
あ〜!やられたときに、運がなかったなって思うんですね(笑)
藤野さん
もちろんレビューはきちんとするんですが、一方で「なぜ失敗したのか」をあまり責め立てすぎないで、しっかりと翌日からも同じように戦うということが大事だと思っています。
僕らはマーケットに毎日向き合っているので、一日一日試合しているんですよ。日数でいうと、大体210営業日くらいかな。その毎試合で勝ち負けがあるんです。勝ったとしたら嬉しいけど、増長せずに淡々と戦うし、負けても「明日は勝つんだ」とまた向き合う。「最終的には全体の200数十試合の中で半分勝てばいいんだ」という風に思っているんですよね。
仲木
まさに長期のリーグ戦を戦う心構えそのもの。毎試合勝ち負けはあるけど、最後に笑うために、日々を淡々と全力で戦い抜くということですね。
藤野さん
そう。その考えからすると、「つみたて投資がなぜ良いのか」っていうのはまさに「運の平準化」なんですよ。
運が平準化すればどうなるかというと、努力している人が勝つことになる。つまり、継続的な努力が結果に繋がるんです。ある局面でみれば運に支配されているけれども、大局的にみると努力という長期的な頑張りがものをいうことになってくるんです。
5〜10%の利益で売ってしまうのは、そのときの運に支配されていることになる。けれど、投資信託というのは長く続けて、継続した努力のその先に価値があるはずなんですよね。「長期的に向き合うことによって運の平準化ができる」ことにより、努力する人が勝つことになる……というのは良いな、と思うわけです。
仲木
なるほどなあ。「運」って語源も、もともとは「軍隊を進める」ってところからですよね?行動してない人には運はやってこないよ、ってこと。
藤野さん
はい。さらにいうと、僕らは「運用会社」なので。「運」を「用」いる会社なんです。
仲木
なるほど、面白い。長く向き合うことの価値をtsumiki証券の仲間に実感してもらいたい。ひふみをはじめ、長く愛される商品と共に、自分を主語にして社会と向き合い希望価値最大化戦略をとれる投資家の方々と「しあわせだなあ」って笑える人たちをふやしていきます。
本日はありがとうございました。

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