わたしとつみたて

つみたてで資産づくりをしている方に、tsumikiのスタッフがお話を伺います。

学びも、仕事も「自分らしさ×誰かのしあわせ」を実現するため

第18回

学びも、仕事も「自分らしさ×誰かのしあわせ」を実現するため

すべての子どもたちに安全で豊かな放課後を届けるという想いのもとはじまった「放課後NPOアフタースクール」の代表理事であり、学校法人新渡戸文化学園理事長を務める平岩 国泰さんに、「キャリアの分岐点」「お金の使いかた」についてインタビューしました。
子どもたちの未来を応援する平岩さんのお金に対する考え方とは?さまざまな角度からお話をお聞きしました。

tsumiki証券CEO   寒竹明日美

インタビュアー:tsumiki証券CEO 寒竹明日美

※このインタビューは2020年8月に実施したものです。

節目の歳を迎えて、今後の人生を考えはじめた

寒竹:

久しぶりにお会いできて嬉しいです。(平岩さんと寒竹は元同僚)
まずは、「放課後NPOアフタースクール」をはじめたきっかけをお聞きしたいです。

平岩さん:

30歳を超えて、「人生を通じて取り組もう」と思えるような、ライフワークが欲しくなりました。何をライフワークにしようか考えていた最中、放課後に子どもたちが悲しい事件に巻き込まれるという報道をみかけ、とても胸を痛めていました。
そんな時にテレビ局ではたらいている友人からアメリカのアフタースクール(放課後の取り組み)を取材したという話をたまたま聞いて「これだ!」と勝手ながら運命を感じました。

寒竹:

それは、すごい偶然ですね。

平岩さん:

はじめは会社ではたらきながら、近所の公民館で、子どもたちが放課後にあんしんして過ごせる場を提供するボランティア活動をはじめました。

寒竹:

最初のうちは大変なこともたくさんあったのではないですか?

平岩さん:

アフタースクールのモデルを学校内につくりたかったのですが、学校側に説明しても意図を理解してもらえずに、門前払いをくらってしまいました。今だからいえますが、学校からは軽い不審者扱いでもあったようです、「アフタースクールと名乗る平岩という男」みたいな(笑)。
大変なこともありましたが、会社ではできない体験ができ、人との新たな出会いも生まれ、すごく新鮮でした。当時は、うまくいかないことすらも面白く感じていたんです。

寒竹:

「若さ」で乗り越えられた面もあるでしょうし、予測できないことって面白いですよね。

平岩さん:

仕事とボランティア活動の両立を続けているうちに、仕事でお客さまと話をしていても、私のアフタースクールの取り組みで会話が盛り上がったりして…。サードプレイス(第三の居場所)って言葉がありますが、まさにそう思えるようになりました。

対談

応援してくれる人たちの期待が、夢を追うことを後押ししてくれた

寒竹:

その後、会社を退職するという選択をされていますが、そこまで踏み切れたのはなぜでしょうか?悩んでいる人も多いと思います。

平岩さん:

最初から、「せっかくやるなら何十年も続けて、成果を出したい」「日本中にアフタースクールのモデルを広げたい」という想いがありました。ですが、会社も好きでしたし、やめて勝負をするほど思いきれなくて…。
最終的に背中を押してくれたのは、私の活動を応援してくれた人の存在です。「がんばれ」と言ってもらえることがふえて、その人たちの期待に応えるためにも、本腰を入れて取り組むことに決めました。

寒竹:

30歳を超えて、自身のキャリアを考える気持ち、わかります。キャリアに迷う若い人に、アドバイスをするとしたら?

平岩さん:

やりたいことが見つからない人は、異業交流会や趣味の場など、新しい人たちと出会える場に積極的に行ってみるといいと思います。そこから、次の可能性がみえるかもしれないし、今の会社で発揮できることもあると思うので。大きな一歩を踏み出すのは難しいですが、小さな一歩を数多く出すことはしやすいですよね。私も友人と飲みに行った日に勝手に運命を感じちゃったことでここまで来ていますので。

思いがあることは大切ですが、形にできる力はそれ以上に大切です

寒竹:

やりたいことを見つけた結果、NPOを選択し、放課後NPOアフタースクールをはじめられたんですね。

平岩さん:

そうです。株式会社よりもNPOの方が、学校や市民を巻き込みやすく、私たちのアフタースクールのモデルやノウハウを全国に広げていきたいという想いを実現させやすいと思ったんです。
私は代表という立場なので、利益などお金のことはすごく考えています。一方でNPOは何かを選択する際に儲かることよりも、自分たちの理念に一致しているかが大切な物差しになります。なので、選択の難しさを感じることも多いです。

寒竹:

最近では株式会社がNPOに近づいている気もします。

平岩さん:

そうですね。企業も進化していて、ESG投資(社会的責任投資)の説明会の際に、私たちとの取り組みを一番に伝える企業も出てきています。
まさにSDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」が実現しています。企業の皆さまと協働することで、NPO側が鍛えられることも大切です。思いがあることは大切ですが、形にできる力はそれ以上に大切ですので。私はまさに丸井グループでそれを鍛えていただきました。そして今でも丸井グループの「お客さまに聞き、ともに進化する」という基本形がいつも心の真ん中にあります。

※SDGs(持続可能な開発目標)…持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成された国際目標

対談

(出典:国連広報センター)

寒竹:

ところで、平岩さんは会社を辞められた時、経済面の心配はなかったですか?

平岩さん:

まったく見通しがつかないまま辞めたわけではなく、安いですけど自分の給料がすこしある形をつくってから会社を辞めました。ある程度の見通しはつけることが大事です。
辞めた後収入は不安定になりましたが、アフタースクールの活動を本格的にはじめることができ、会社を辞める前よりも気持ちの面では安定しました。その後「君と組みたい」と言ってくれる人との出会いもあり、2011年の春にアフタースクールの一校目を開校しました。

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