わたしとつみたて

つみたてで資産づくりをしている方に、tsumikiのスタッフがお話を伺います。

投資はこわいものでも博打でもない。“社会全体を豊かにしていること”って知ってほしい。

第15回

投資はこわいものでも博打でもない。
“社会全体を豊かにしていること”って知ってほしい。

10年ほど前から、投資信託のつみたてを続けられている下山さん。
ご自身のブログでも長期投資や寄付について執筆されています。経験談を交えながら、“投資の意義”についてお話をしていただきました。

tsumiki証券COO   仲木威雄

インタビュアー:tsumiki証券COO 仲木威雄

※この記事は2020年2月に取材したものです。

マイペースにやりたくて
たどりついたのが“投資信託のつみたて”。

仲木:

それではよろしくお願いします。まず、投資をはじめられたきっかけを教えてください。

下山さん:

20代後半で「このまま会社員をしていてもなぁ…」という漠然とした老後への不安がきっかけです。資産形成の必要性を感じながら「仕事以外でも稼げたら」という浅はかな動機でした。最初は株を買ったのですが、まぐれでも2倍になったりするから、もっと買えって感じでやってました。いわゆる素人投資家ですね。

仲木:

浅はかな動機でも2倍になったらもっと投資で稼ごう、みたいな気持ちになりませんでしたか?

下山さん:

上がったら売って、また次の株を買う、みたいな感じでした。長期でやろうなんて全く考えていませんでした。
不動産鑑定士なので、リーマンショックの前の不動産ファンドバブルの頃には収入もふえたりして、調子に乗ってやっていましたね。その時は長期でこつこつの“投資信託”なんて興味もないし、よくわからなかった。

仲木:

とすると、今の自分好みの投信を選んで投資するスタイルに変わったきっかけは?

下山さん:

2008年のリーマンショックですね。持っていた株が暴落して、結局はかなりの損を出してしまい、もっとマイペースにやりたいと思ったんです。サラリーマンをやめて独立したのもあって投資に対する考えも変わりました。

仲木:

ワンゲーム終わったってかんじですね。

下山さん:

仕事でも投資でもミニバブルを経験しましたね。

仲木:

ご自身の変化とリーマンショックという外部環境が重なり投資への関心度が下がったと。

下山さん:

はい。興味は失せて、株ももうやめようかなっていう気持ちになりました。ただ、やっぱり資産形成の必要性は感じていて、その後2010年に“つみたて”をはじめ、その頃に“コツコツ投資”という言葉を知ったんです。
色々な人と出会ったり、本を読んだりして、自分の性格的には「リスクを大きくとらずにこつこつゆっくりできるものが向いているのでは」と思うようになりました。

対談

投資の本質を知った。
「関わる人を幸せにする会社」に投資をしたい。

仲木:

そういった出会いを通して、投資信託でのつみたて投資をしてみようと思ったんですね。現在10本ほどアクティブ投信をお持ちとのことですが、最初になにを選びましたか?

※アクティブ投信……運用会社独自の哲学や方針で、投資する会社などを決めて運用する投資信託のこと

下山さん:

eMAXIS(イーマクシス)などのインデックスファンドです。まずは教科書通り一通り投資しました。当時はとにかく分散しまくることがいいことだと勘違いしていまして。アクティブがだめとは思っていなかったけど、”市場全体を買う”ことに説得力を感じて、2013年頃まではインデックスメインでした。

※インデックス……日経平均株価など何かの指標と同じ値動きをすることをめざし、投資する会社などを選ぶことなく運用するファンドのこと

仲木:

確かに、シリーズで揃えると低コストで世界全体に投資できます。教科書通りのファンドをセレクトした後にまた何かのきっかけがあったということですね?

下山さん:

はい。鎌倉投信の影響が大きかったかな。カルチャーショックを受けたんですよ。コツコツ投資の集まりで知り合った仲間たちが、やたらと鎌倉投信を熱く語っていたんですね。
そこまでみんなが言うなら、と鎌倉投信のセミナーに行ったことをきっかけに「投資とは本来そういうものか」と目覚めた感じはあります。

仲木:

それは株価という価格ではなく本質的な企業の価値をみているところですか?

下山さん:

シンプルに「いい会社」っていう表現がわかりやすかったです。
企業は利益をあげるのが目的と言われるけど、実は、会社に関わる人たちを幸せにしてはじめて利益があるんです。利益は結果であって目的じゃない。
お客さまにいい製品・サービスを提供し、社員とその家族を幸せにし、さらに取引先や地域にも還元して、そして最後に残ったものが「利益」なんですよね。
関わる人みんなを幸せにするような「いい会社」は、社会にとって絶対に必要なので、長い目でみれば成長していくはずです。 幸せをふやすと同時に、投資した私たちのお金もふえる。

鎌倉投信はそういう考え方を貫いていて、運用会社と受益者が同じ方向を向いています。
運用会社と受益者の一体感、という意味ではコモンズ投信などもそういう傾向が強くて、お客さんがみんなコモンズのファンって感じです。ただの投資信託・金融商品ではなく、ひとつのコミュニティになってるんですよね。
運用会社との出会いを通じて、アクティブのよさを理解したら、それまで低コストだからいいと思っていた"インデックスファンド"に投資する意味ってあるのかな?って思ったんです。

仲木:

私も結い2101(鎌倉投信)には自分と娘二人のお金をすこしですが託していますよ(笑)。また、変化したんでしょ。

下山さん:

インデックスファンドの問題点にも気づいたし、当時利益が出ていたのもあるので、インデックス投資はやめて、アクティブである鎌倉投信、コモンズ投信、セゾン投信などにシフトしていきました。

仲木:

投資信託はしあわせ人の輪つくりですから。お客さまが幸せになれれば運用会社や販売会社に関わっている人たちも幸せになれる。
tsumikiではじめて投信を購入した方々にも、徐々にでいいのでファンドと共に歩んでいることを感じてもらえれば嬉しいなあと思います。

お金の使い方で世の中はよくなる。

仲木:

下山さんは、ご自身のブログで、どんなメッセージを伝えたいのですか?

下山さん:

「お金の使い方で世の中はよくなる」ってことですね。私たちがどういう会社にお金をまわすかによって、世の中は変わっていきます。会社は、投資されたお金をもとに事業をおこない、製品やサービスを生み出すわけですから。それが投資の本質的な部分、社会的な役割です。
だからこそ、「いい会社を選んで投資することが大事」なんです。とにかく分散しまくるのではなく、世の中をよくする会社をきちんと選ぶ責任が投資家にはある(すこし重たいですけど…)ということを認識すること。
そうすれば、社会全体の価値も高まるし、自分にもより多くのリターンが返ってくる。そういう意味ではもうすこしアクティブファンドを評価してもらってもいいかな。

仲木:

一人ひとりのお金の動かし方次第で世界を変えることができるってことですよね。下山さんが注目している企業や寄付先はありますか?

下山さん:

たくさんありますが、例えばイケウチオーガニックやマザーハウスとかですかね。
イケウチオーガニックは、今治のタオルの会社なんですが、「オーガニック」の考え方がものづくりの隅々にまで行き渡っていて、品質、環境、安全性へのこだわりは尊敬するほど。取引先やお客さんも価値観を共有しているし、ファンのコミュニティも強い。最初は鎌倉投信を通じて知ったんですが、すごい会社です。自分も毎日使ってますし、今治の本社にも行きました。

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