わたしとつみたて > 第18回

学びも、仕事も「自分らしさ×誰かのしあわせ」を実現するため(つづき)

不安定な時代だからこそ、
自分で考え、行動できる子どもをふやしたい

寒竹:

平岩さんが取り組みをしていて、嬉しかったことや、続けてきてよかったと思うことをお聞きしたいです。

平岩さん:

子どもたちのいいところを見つけられた時が、一番嬉しいです。アフタースクールにはいろいろな社会人がいるので、親や先生以外の眼で子どもたちをみると、新たな長所を発見できるんです。またアフタースクールでは子どもたちが自分でやることを決めて、自分から行動しています。不安定な時代だからこそこういう経験は大切ですし、自分の長所がいえる子どもをふやしていきたいです。

寒竹:

すてきです。お金に対しても子どもの頃から自分で考えて、決めて、行動できるようになるといいですね。

平岩さん:

いいと思います。例えば、お買いものをすると数字の概念がすごくわかりやすいですよね。子どものお買いものはそういう意味では現金でおこなうと効果的です。また、私たちの取り組みの中に子どもたちが駄菓子屋を運営するプログラムがあって、商品の品ぞろえから価格設定、ターゲットなど全部子どもたちに決めてもらうんです。

寒竹:

小学生からマーケティングが学べるんですね!

平岩さん:

3チームくらいに分かれてチームごとにお店を出すのですが、一番利益を出したチームが勝ちと伝えます。値引きしてもいいしまとめて売ってもいいというと、はやく売り切りたくて子どもたちは値下げしてしまいます。最終的には値引きせずにこつこつ売っていたチームが一番利益を出して優勝することが多いのですが、実際にやってみることで子どもたちも利益の概念をわかってくれるようです。

寒竹:

面白い!

平岩さん:

やっぱり体験って大切ですね。放課後NPOアフタースクールでは、活動にご期待くださる方々からご支援いただくこともあるのですが、寄付も一度自分で体験してみるといいかもしれないです。
実は寄付については将来的にはすごく期待していて、例えば「母校の小学校に卒業生が寄付する」文化をつくりたいと思っているんです。
特に公立の学校は資金不足を感じているところも多いので、子どもたちの未来を考える人と学校をつなぎたいと考えています。

寒竹:

自分の母校だとイメージしやすいですね。机がボロボロだったから、新しいものを買ってあげたいなと思います。

対談

お金の先にあるものは、自分のしあわせや誰かの笑顔

寒竹:

最後にお聞きしたいのですが、平岩さんはお金についてどのようにお考えですか?

平岩さん:

お金は人を喜ばせるためのものだと思っています。面白い本を読んで「あの人にこの本をおすすめしたいな」と思うように、お金を使う時には「これで誰を笑顔にできるだろうか」と考えています。自分がしたことで人が喜んでくれたら嬉しいですよね。
子どもたちの中にはお金持ちになることがすごくいいという価値観を持っていたり、お金を一瞬で稼げる仕事にあこがれたりする子もいます。ですが成功体験をしている人はすごい努力をしているし、かんたんではないことも伝えたいです。

寒竹:

お金はあくまでも手段ですもんね。目的ではない。私たちtsumiki証券が目指しているのもお客さまが自分らしく生きていくための資産づくりのお手伝いです。

平岩さん:

子どもたちが学校で学ぶのも、大人が会社ではたらくのも、その目的は「しあわせになるため」だと考えています。誰かのために何かをする時に人は最も力が出ます。お金も同じではないでしょうか。稼ぐことを目的にするのではなく、お金を使って誰かに何かを提供して、喜んでもらうことが大切なのだと思います。

寒竹:

本日はありがとうございました。

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